厄年のまとめ

厄年について、あれこれと書いてきましたが、先人たちの知恵には驚かされることがたくさんありました。

たまには厄年早見表などを見て、ご自分の運勢が今どうなっているのかを参考にするといいと思います。

関東地方であれば、佐野厄除け大師や川崎大師などに赴いて御祓いを受けてみるといいです。

厄除けをしたということで、気分も一新されて、すがすがしい気分になること請け合いです。

厄には「神社の神事に奉仕する役」を与えられていたという大切な意味合いが以前にはありました。

現在は、かつての「役」の意味を失った「厄」、つまり不吉な意味としての厄年だけが残ってしまったようです。

そういった重要な意味を持つ年齢でもあり、集団生活の中での責任も重く、より一層の注意を払うべき厄年として、人々に意識されるようになりなりました。

そのなかで厄払いは大切な儀式として役目を果たしてきたといえるでしょう。

厄払いをする時期というのは、特に決まっているわけではありません。

しかし厄払いということですから気持ちよく区切りをつけて、新年正月元旦の一番祈祷(通常1月1日の午前0:00）や節分祭（豆まきの儀式）の時期に厄除けをする方が多いようです。

また、厄年だと気がつかなくてそのまま年を過ごしている方もいます。

もし途中で気がついた場合などは早めに厄払い祈祷を受けて厄年を厄払いし安心して生活しましょう。

八方除けの厄年早見表は自分が生まれた年と九星方位気学の方位版が同配置となります。

毎年ごとの九星方位気学の方位版で、自分の九星が中宮に位置する年がいわゆる『八方ふさがり』また『八方開き』と言われています。

十二支の厄年早見表自分の生まれた干支と同じ十二支の年の男女のことを、年男・年女といいます。

特に十二支と同じからか、当たり年などとも言われています。

十二支の厄年早見表はその年と同じ干支が厄年早見表となります。

厄年を見るのにもいろいろな表があります。

厄年の年齢は「数え 年」数え年の厄年早見表が用いられます。

方位除けは九星方位気学 を用いて厄年早見表を表します。

方位除けの九星方位気学は循環周 期律を基礎とした運命学です。

その中で用いる九星とは、人が誕生 した時にどの精気を吸い込んだかによって、運勢や性格はもちろん 、日常生活のあらゆることに対応します。

厄年の注意点

厄年には、結婚や転職、または商売や事業を起こすことは避けたほうがいいとされていますが、逆にとれば厄年は事を起こす最大のチャンスとも言えます。

女性の場合には、厄年はそれほどハッキリしていませんが、男性の権力者たちの場合には、４２歳の厄年が、決定的な意味を持つ事が多かったようです。

厄年と宗教を起こす時期とが重なったりします。

空海は、厄年を転機に変えた強い力の持ち主の一人です。

前後しますが確認のため、男性の４２歳と女性の３３歳は厄年の大厄で、前後の年が厄年の前厄・厄年の後厄とされます。

現在の厄年は江戸時代に生まれ、江戸から明治の時代にかけて確立されてきたといわれています。

昔の貴族なら、しなければならない仕事も少なく、厄年が頻繁に訪れても厄年の厄落としの儀礼を頼むことが出来ましたが、庶民は貴族と違って、生きていく為に働かなければなりませんでした。

最近では厄年が頻繁にめぐって来ても、それにいちいち対応している訳にはいかないのが普通です。

そこで次第に厄年の数は絞られ、男女とも一生にせいぜい３回程度の厄年になったのではないかと考えられています。

そうした合理化があったからこそ、厄年という風習は今日まで受け継がれてきています。

そして、さらに時代が進むことで、一生に一度の厄年の大厄に関心が集中するようになってきました。

厄とはいったい何でしょうか、それは、わざわいのことなんです。

厄除けの風俗、伝統的な厄除けの仕方、厄除けの言い伝えを上げてあります。

わたしたちは、目に見えないものを、厄として厄除けをし、古くから生活の知恵としてきました。

また、全国的に知られている厄除けでも、地域によって、少しずつ厄除けで使うものや、厄除けの時期が異なっているのも面白いものです。

しかし、こうした古くから続いているもの、現在に残って言い伝えられている厄除けは、やはり効果があるから守られてきたとも言えます。

厄除けは、それなりに意味があるものなのです。

先人たちの厄除けの知恵を知ってより良い生活をしていく姿勢が大切です。

「これで厄除けができるんだ」と自分に言い聞かせて実行に移せば、自然とその気になり、厄年からくるストレスが解消されるという効果はないとはいえません。

初誕生のお祝い

昭和20年代までの日本では数え年で歳を数える習慣を重んじていた為に欧米のように誕生日を祝う習慣はありませんでした、しかし赤ちゃんの誕生日だけは例外で満一歳になると親戚や近所の人、祖父母が集まって盛大にお祝いしたものです。

このように赤ちゃんだけが特別なのは昔では現在のように赤ちゃんが無事に一年を過ごすことが当たり前でなかった為にお祝いをしたことがしきたりとして残っているものです。

初誕生は　餅誕生とか立ち餅祝いとか力餅祝いとも言われています。

各地方でも色々ですがこの日は一升のもちこめをついて鏡餅をつくり歩き始めた赤ちゃんにこれを背負わせ立てるか、歩けるか、はたまた転がるか等を見守り無事に成長したことを祝ったものです。

今日では普通の誕生日と同様にバースデーケーキにロウソクを一本立てて洋風にお祝いすることが一般的ですね。

それでも双方の祖父母にすれば孫の顔が見れる機会でもありますので遠方に住んでいる祖父母が誕生日にこれるのなら誕生日当日でなくても休日などを選んでも良いでしょう。

慶事は多少遅れてもかまわないといわれています。

祖父母にしても孫に会えるのですから